色覚検査は、色の点で描かれた検査表に隠れた数字が読めるかどうかで、色覚異常の有無を調べる検査です。代表的なものは、日本で考案された石原色覚検査表です。
この無料のセルフチェックは石原式の全13問で、赤緑の色覚異常(1型・2型色覚)の可能性を約1分で確かめ、タイプを推定します。異常の有無のふるい分けには通常の画面でも十分に役立ちますが、タイプは推定にとどまり、程度は判定しません。進学・就職・資格などで必要な検査は、眼科で受けてください。
無料・石原式の色覚スクリーニング
色の点に隠れた数字を読み、赤緑の色覚異常の可能性を約1分で確かめます。検査表は毎回新しく、結果は目安です。
ほかの言語: English · Português · Türkçe
要点
色覚検査は、色の点で描かれた検査表に隠れた数字が読めるかどうかで、色覚異常の有無を調べる検査です。代表的なものは、日本で考案された石原色覚検査表です。
この無料のセルフチェックは石原式の全13問で、赤緑の色覚異常(1型・2型色覚)の可能性を約1分で確かめ、タイプを推定します。異常の有無のふるい分けには通常の画面でも十分に役立ちますが、タイプは推定にとどまり、程度は判定しません。進学・就職・資格などで必要な検査は、眼科で受けてください。
検査表は、色の点の中に数字が隠れた円です。一般的な色覚の人には数字がはっきり見えますが、赤緑の色覚異常がある人には別の数字に見えたり、何も見えなかったりします。最初の1問は、誰でも読める練習用の検査表です。
見えた数字を押してください。何も見えなければ「見えない」を選びます。目をこらさず、最初の印象で答えるのがコツです。明るさの差を手がかりにできないよう作られているため、数字は色の違いだけで浮かび上がります。
読めなかった検査表を数えます。誤答が赤の側に偏れば1型色覚、緑の側に偏れば2型色覚の傾向を示します。一般的な画面は色のキャリブレーション(色調整)がされていないため、タイプは診断ではなく推定として受け止めてください。
赤緑の色覚異常の可能性はわかる? はい。通常の画面でも、赤緑の色覚異常の可能性を確かめるスクリーニングとして十分に役立ちます。確定診断には眼科での検査が必要です。
タイプ(1型・2型)はわかる? 目安になります。軽度の場合は1型と2型の差が小さく判定が入れ替わることがあるため、推定として受け止めてください。
程度(強い・弱い)や青黄の色覚はわかる? いいえ。日本眼科医会は検査表での程度判定を避けるべきとしており、このチェックでも判定しません。青黄(3型色覚)も石原式の検査表では調べられません。
進学・就職・資格に使える? 使えません。必要な場合は眼科で、パネルD-15やアノマロスコープなどを含む検査を受けてください。
これは無料のスクリーニング(セルフチェック)で、医学的な診断ではありません。結果は画面やその色設定、部屋の明るさの影響を受けます。
色覚異常とは、目の網膜にある3種類の錐体(すいたい)のどれかがない、または働きが異なるために、一部の色が見分けにくい状態です。かつては色盲・色弱と呼ばれていましたが、現在の医学用語では色覚異常といい、タイプを1型・2型・3型色覚と呼びます。多くの人は色がまったくわからないわけではなく、最も多いのは赤と緑が見分けにくい赤緑の色覚異常です。
日本眼科学会によると、先天色覚異常は日本人男性の約5%(20人に1人)、女性の約0.2%(500人に1人)にみられます。X染色体を通じて遺伝するため男性に多く、日本眼科医会によれば2型色覚が男性の4%弱、1型色覚が1%強です。先天色覚異常は進行しませんが、あとから色の見え方が変わった場合は目の病気のサインのことがあるので、眼科を受診してください。
学校の色覚検査は、2003年度から定期健康診断の必須項目ではなくなり、希望者に個別に行うものになりました。2014年の文部科学省通知(26文科ス第96号)は、学校医の健康相談で本人や保護者の事前の同意を得て個別に検査・指導を行える体制を整えること、保護者への周知をより積極的に行うことを求めています。
この通知を「2016年から色覚検査が再び義務化された」と紹介する記事がありますが、通知は色覚検査を必須項目に戻したものではありません。お子さんの色覚が気になる場合は、学校で個別に受けられるかを確認するか、眼科に相談してください。進路を考える前に、自分の色覚の特性を知っておくと安心です。
自動車の運転免許は、赤・青・黄の3色が見分けられれば取得でき、色覚異常があることだけで受けられないわけではありません。多くの職業では「職務の遂行に支障がないこと」が基準で、鉄道の運転士、航空、船舶などは法令で色覚の基準が定められています。なお、厚生労働省は2001年に雇入れ時の健康診断から色覚検査を外しています。
法令の多くは「支障を及ぼすおそれのある色覚の異常がないこと」と定めており、実際にどう判定されるかは各分野の身体検査によります。下の表は、それぞれの基準を現行の法令や採用案内の文言にもとづいてまとめたものです。
多くの人が知りたい「自分に赤緑の色覚異常があるか」については、通常の画面で行う石原式のチェックでも、印刷された検査表とおおむね一致します。ふるい分けは大まかな「ある・なし」の判断で、検査表が利用する赤緑の色の差は、一般的なスマートフォンやパソコンの画面の色のずれでは大きく変わりにくいためです。ただし、画面の特性や設定の影響を完全に取り除くことはできません。
画面で弱くなるのはタイプの判定です。軽い場合は1型と2型の差が小さく、画面の色のずれで判定が入れ替わることがあります。日本眼科学会も、検査表では「色覚異常があるらしいことは判定できても、確定診断まではできません」としています。
機器よりも大切な条件が3つあります。画面の明るさを最大にすること、ナイトモードやブルーライトカットを切ること、明るすぎる部屋を避けることです。練習用の検査表が読めないときはこのどれかが原因のことが多いため、このチェックではその場合の結果を判定しません。
検査の前に答えを覚えようとする人もいますが、眼科や資格の検査では、パネルD-15やアノマロスコープのように暗記では対応できない検査も使われます。このページの検査表も毎回ランダムに生成されるため、隠れた数字も点の模様も毎回変わり、覚えるための答えはありません。
そもそも、答えを覚えてその場をしのいでも、実際の色の見え方が変わるわけではありません。色覚の基準は多くの場合、安全のために設けられています。検査の前に自分の本当の結果を知っておくほうが、ずっと役に立ちます。
石原色覚検査表(石原表)は、陸軍軍医の石原忍(のちの東京帝国大学教授)が考案し、1916年に発表した検査表で、翌年には国際版が出版されました。現在も世界で最も広く使われている色覚検査のひとつで、日本では改訂版の石原色覚検査表Ⅱが使われています。
眼科ではこのほか、標準色覚検査表、パネルD-15、アノマロスコープなどを組み合わせて診断します。日本眼科医会は、検査表で程度を判定することは避けるべきだとしています。このセルフチェックは石原式の考え方にもとづく独自生成の検査表を使っており、原本の検査表を再現したものではありません。
日本眼科学会は、先天色覚異常は「現代の医学では治療することはできません」としています。フィルター付きの色覚補助メガネは、赤緑の色覚異常のある一部の人で特定の色を見分けやすくすることがありますが、色覚そのものを変えるものではなく、効果には個人差があります。青黄(3型色覚)には多くの場合効果がありません。
メガネの仕組みや、どんな人に向いているかは英語のガイドで詳しく解説しています。
最終確認日: 2026年10月10日. 情報提供を目的としたもので、定期的に見直しています。眼科医の診察に代わるものではありません。